交通事業者などでつくる苫小牧市公共交通協議会(会長・下夕村光弘苫小牧工業高等専門学校教授)が21日、苫小牧市役所で開かれた。市が2020年度までの策定を目指す地域公共交通網形成計画について、路線バスにおける重複経路の再編や事業収支の改善策などを盛り込む考えを示した。また、政府が進める次世代型公共交通体系「MaaS」(マース)の苫小牧版構築を目指し、ICT(情報通信技術)を活用した利便性向上策も検討する。
同計画は国の基本方針に基づき、地域に望ましい公共交通ネットワークの将来像を示したもの。市は21年度の運用開始に向けて策定作業中で、今年度はアンケート調査を通じた課題抽出を行っている。
会合では今後の見通しとして、道南バスの路線運行データを参考に重複路線の再編や乗り換え拠点の形成に向けた議論などを推進。国が進めるMaaSの苫小牧版実現に向け、ICTを活用した各種システム構築も検討する。
MaaSは「モビリティ・アズ・ア・サービス」の頭文字の略語。自動運転技術やAI(人工知能)、ICTなどを活用し、さまざまな移動手段をパッケージ化して提供する次世代型の交通体系を意味する。
市の担当者は「国はICTを活用して、公共交通の利便性向上を図る方針。当市も積極的に取り入れる方向で検討したい」と話している。
















