弁当店「ほっともっと」を展開するプレナス(福岡市)が商品の値引きなどを強制し、広告費などを過剰に負担させたのは独禁法違反(優越的地位の乱用)に当たるとし、苫小牧末広店(苫小牧市末広町)の店主が近く、公正取引委員会に申告する方針を固めた。会社に是正を求めたい考えで、早ければ今週中にも、札幌市内で会見を開く。
申告するのは、苫小牧末広店のオーナー佐瀬幸恵さん(58)。優越的地位の乱用は、取引上の地位が優越する一方の当事者が取引先に不当に不利益を与える行為。
代理人弁護士によると、同店は2012年10月から19年6月までに、プレナスが不定期で指示するキャンペーンの値引き分やポイント割引分、計約580万円を負担させられたという。同年8月に値引き中止を求めたが、会社側が契約解除と損害賠償請求を予告し、継続を強いたとする。
また、プレナスに支払う広告・販売促進費は月額7万5000円の契約だったが、折り込みチラシや販促品代など12年10月~19年12月に計約164万円を過剰に負担させられたと指摘。徴収には根拠がないとし、佐瀬さんは近く返還を求め公取委への違反申告と合わせて札幌地裁苫小牧支部に提訴する。
一方、プレナスは「見解の相違があり、引き続き誠意を持って説明する」(広報)とコメントした。月額を超える分は「加盟店が負担する契約だった」とし、昨年6月以降は加盟店の負担軽減へ広告費名目の徴収額を月額3万5000円に下げたと主張。「広告費の内訳や負担は事前に説明した」としている。
















