皆さんは、「君が所属している部活ってラクそうで良いよね。」と言われたことはありますか。もしそう聞かれたら、どのような気持ちになり、どのような答えを返しますか。
私は合唱部に所属しています。合唱部ではとても過酷なトレーニングをしたり、歌の上手い下手をきっぱりと分けられたりとつらいことがたくさんあります。そんな中、「文化部は休みが多いしラクで良いよね」とわかったようなことを話してくる人が多くいます。
確かに「合唱部」って聞くと、ただ歌を歌っているだけに思われるかもしれないですが、それだけではないのです。他の部活と同じようにつらい思いもしますし、大変です。
そこで改めて私は、ラクな部活とは何なのかを考えていきたいと思いました。
私は体育ができないけど好きです。サッカー、卓球の授業の時は、これほど難しいことはあるのかというほど大変でした。そんな中、サッカー部や卓球部の人は楽々にこなすだけではなく、優しくコツを教えてくれたりしてくれました。美術部の友達は、絵の描き方のコツについて専門的なことをわかりやすく教えてくれました。このようなことができるようになるまで私たちの知らない放課後にたくさん練習したのだと思います。どの部活だって一生懸命練習をしています。ラクな部活なんてどこにもありません。
だけど、練習の手を抜いてラクにごまかすことはできます。例えば、合唱部の練習の中だと一生懸命に歌わなくても同じパートの中の声が出ている人に任せて適当に歌うこともできます。
部によってラクかラクじゃないかがきまるわけじゃない。取り組む人が一生懸命やればどんなことでも大変だし、手を抜いて取り組めばどんなことでもラクになるのです。
そして、「ラク」と「たのしい」は同じ漢字を使いますが、「楽なこと」と「楽しいこと」は全く違うことなのだと私は思います。合唱部の練習はラクではありません。全身がどっと疲れることもあるし、泣いてしまうくらい悲しいこともあります。だからこそ楽しいのです。疲れたねと仲間と笑い合う瞬間、部員同士もめながらも心を一つにしてハーモニーを作る、それが何よりも楽しいのです。
つまり、大変なことを中途半端な気持ちで取り組むとラクになりますが、逆に楽しさが奪われていくのです。自分が適当に取り組むことによって、部活も勉強も学校行事もどんどんラクに変わっていきます。それと同時にどんどん楽しさがなくなっていきます。何事も本気で取り組めば大変だし、楽しいのです。
皆さんは、楽しいはずのことをつまらないと感じたことはありませんか。そんなときはきっと、自分がラクしすぎたのだと考えてください。一生懸命取り組むと疲れてしまいますが、その後にある達成感は素晴らしいものだと思います。
私は、10月から沼ノ端中学校合唱部の部長となりました。なので、今までラクをしていた部員達が楽しいと思えるような部活を作りたいと思います。合唱部をラクそうだなんて言わせません。沼ノ端中学校合唱部をラクじゃない楽しい部活にしたいと思います。
















