19年苫小牧港貿易 3年ぶりに前年下回る、主力品目の需要減響く

19年苫小牧港貿易 3年ぶりに前年下回る、主力品目の需要減響く
苫小牧港の貿易額の推移

 函館税関苫小牧税関支署が発表した2019年(1~12月)の苫小牧港貿易概況によると、輸出入総額は前年比4・2%減の9300億900万円で3年ぶりに前年実績を下回った。輸出は主力品目の「輸送用機器」が海外生産シフトで9・0%減。輸入も暖冬で「石油製品」の需要が落ち込み、3・3%減となった。

 輸出は1437億9600万円、前年比9・0%減で5年連続で前年実績を下回った。金属加工用機械など「一般機械」は3・0%増となったが、「輸送用機器」は自動車用部品の現地生産化で30・8%減、「紙・板紙」も新聞用紙などの需要減で32・3%減となり、全体を押し下げた。

 輸入は7862億1300万円で3・3%減。取り扱い量が最も多い「原油・粗油」は、胆振東部地震で市内製油所の操業が停止した18年の反動で8・3%増となったが、同じく主力の「石炭」が火力発電所の点検で長期稼働停止となり、19・6%の大幅減。暖冬で「石油製品」が71・8%減と低迷したことも影響した。

 外国貿易船の入港実績は1013隻で前年比10隻減、純トン数は11万トン減の947万8000トンだった。

 一方、19年12月の実績は888億3600万円で前年同月比13・1%減。輸出は138億4700万円で120%増となったが、全体の8割以上を占める輸入が749億8900万円、17・3%減と落ち込んだことが影響した。入港実績は93隻(7隻増)、純トン数は102万トン(9・4万トン増)だった。

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