新型肺炎 患者の行動歴公表せず 「全国統一の考え、国が示すべき」 鈴木知事

新型肺炎 患者の行動歴公表せず 「全国統一の考え、国が示すべき」 鈴木知事
新型コロナウイルス患者の行動歴は公表しない姿勢を記者会見で示した鈴木知事=1月31日午後、道庁

 新型コロナウイルスに感染した患者の立ち寄り先を公表するかどうかをめぐって、国と地方自治体の違いが出ていることについて、鈴木直道知事は1月31日の定例会見で「1月28日に道内で初めて患者が発生した。感染者や同行者(2人)の行動歴、濃厚接触者の特定を保健所が行い、個別に健康観察が可能な状況にある」と述べ、道として現時点では公表する考えがないことを表明した。

 ただ、知事は今後、新型コロナウイルスの感染力や発症前の感染者の状況が「社会に与える影響、在り方が変わる可能性もある」と指摘。行動歴の公表については「国において、全国統一の考え方が示されるべきと考えている」と自身の見解を示した。

 患者の立ち寄り先の公表については、厚生労働省は「感染防止に必要ない」との立場だが、大阪府は吉村洋文知事が「情報がないと住民は不安になる」と、一部行動歴を独自に公表している。道では道内で初めて感染した40代の女性患者が1月22日に同行者2人と共に来道し、27日に体調を崩して医療機関を受診し、検体検査で28日に陽性と確認されるまでの間の行動歴を公表していない。

 この他、中国政府が27日以降、海外向けの団体旅行を中止したことにより、影響が広まる本道の観光産業への支援策については「現在、調査を進めている」と説明。「観光関連施設のキャンセルなどの状況や、関連団体の意見を踏まえながら必要な対策を検討していきたい」との姿勢を示した。

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