「ウポポイ」プロモーションに熱 日胆地域戦略会議 大学生と旅行雑誌が周遊ルート考案

「ウポポイ」プロモーションに熱 日胆地域戦略会議 大学生と旅行雑誌が周遊ルート考案
「旅プロデュース部」の活動で、白老町に建設中のウポポイ周辺を視察した札幌国際大の学生たち(日胆地域戦略会議提供)=2019年11月

 白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」(愛称ウポポイ)開業が4月24日に迫る中、胆振と日高管内の活性化を目指す官民連携組織「北海道新幹線×nittan(日胆)地域戦略会議」(会長・岩倉博文苫小牧市長)のプロモーション活動が熱を帯びている。大学生や旅行雑誌とも連携し、ウポポイのPRを主軸に、アイヌ民族の歴史や文化に触れる周遊ルートの開拓や開業をアピールする企画を考案。誘客と地域全体への経済効果波及を目指す取り組みを進めている。

 ウポポイはアイヌの歴史や文化を紹介する国立施設。関東以北初の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」をはじめ、伝統家屋チセを再現した国立民族共生公園などを主要施設とし、年間100万人の来館者数を目指している。

 同会議は知名度向上などを狙いに、2019年度から2カ年のスケジュールでプロモーション中。旅行雑誌を発行するリクルート北海道じゃらんと大学生でつくる「旅プロデュース部」とも連携し、PR効果を高める活動を展開している。

 同部に参画する札幌国際大の3~4年生はウポポイ集客と地域に波及する観光ルート考案に向け、昨年9月からアイヌ文化や各地域の事前学習、現地調査を実施。1月31日に同大学でその企画発表会が行われ、アイヌ文化体験やグルメスポット、登別温泉など日胆地方を巡る内容が関係者から高い評価を受けた。じゃらん関係者と協議の上で「学生が考案した旅行ルート」として旅行雑誌に掲載される見通しで、若年層をターゲットとした周知効果が期待される。

 また、同戦略会議も世界各国から観光客が集まるさっぽろ雪まつり(2月4~11日)に合わせ、7、8の2日間、札幌市北3条広場(アカプラ)のイベント会場に宣伝用ブースを開設して周知活動に取り組む。3月30日には、イオンモール苫小牧でアイヌ古式舞踊のステージや伝統楽器のムックリ製作といったワークショップの開催を検討するなど、さまざまな地域でアイヌ文化や周辺地域の魅力を発信する考えだ。

 同会議の担当者は「ウポポイ開業後も地域の周遊促進に向けたPRを進め、地域全体の活性化を目指したい」と意欲を語っている。

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