約10年前に東京都内から苫小牧市北星町に移住し、昨年病気のため相次いで亡くなった故鳥羽暁男さん(72)と妻の由美子さん(69)が3日、市内の一般社団法人終活アシスト協会(佐藤美幸代表理事)を通じて苫小牧市に645万円を寄付した。代理として同協会の役員2人が市役所本庁舎を訪れ、善意を手渡した。佐藤代表理事は「遺言通りに寄付ができて良かった。遺影に報告します」と話した。
同協会は身寄りのない人や余命宣告をされた人などと契約し、財産の清算や遺品整理、葬儀と埋葬などを引き受けている団体。鳥羽さん夫妻は2年前にがんが見つかり、医師から余命宣告を受けた。子どもがいないため、同協会を遺言執行者として死後の遺品整理と諸手続き、残った財産を市に寄付するよう依頼していたという。
同団体は夫妻の死後、遺言に基づき預貯金整理や市内北星町にある土地と自宅を売却。その手続きがすべて終了し、645万円の財産を寄付すると市に申し出ていた。
市役所で寄付を受け取った市福祉部の澤田憲生次長は、佐藤代表理事に感謝状を贈呈。「大切に使わせていただきます」と感謝の思いを述べた。
















