苫市教委 蔵書整備計画策定へ 、図書館の保管場所を有効活用 今年4月から初運用

苫市教委 蔵書整備計画策定へ 、図書館の保管場所を有効活用 今年4月から初運用
計画的な蔵書整備が求められている市立中央図書館

 苫小牧市教育委員会は、図書館やコミュニティーセンターなど市内8カ所で対応している貸し出し図書について、蔵書整備計画の策定作業を進めている。書籍や資料数が増えて保管スペースが不足しているため、除籍と市民ニーズに対応した新規購入を調整しながら安定保管を目指す。今月7日までパブリックコメント(意見公募)を実施中。市教委によると同計画の策定は初めてで、2020年度から運用を始める方針だ。

 市内で図書を貸し出している公共施設は、中央図書館(末広町)と市内各所のコミセンなどに設置された図書コーナーの計8カ所。市教委によると、市内全体で年間1万1000冊が寄贈や新規購入で増えている。

 計画案によると、蔵書の増加に伴って中央図書館の書庫は現在、飽和状態にあるという。また、人口当たりの貸し出し利用率の低下や、13~29歳と80歳以上の利用が少ないことも指摘している。

 このため、貸し出し利用者の増加が期待できる▽子育て世代向け(絵本・家事や育児などの実用書)▽苫小牧市に関わる近代資料▽苫小牧の特色を踏まえた工業や産業分野の資料―など市民ニーズの高い書籍や資料を積極的に収集する方向性を打ち出している。

 また、限りある蔵書スペースを有効活用できるよう、書架の増設と基準に沿った除籍により、蔵書を効果的に入れ替えることも盛り込まれている。

 計画案の実施期間は20~29年度の10年間。これまでの増冊ペースは変えないが、今後10年間で9万冊以上の除籍を実施。28年度時点の蔵書冊数を18年度末比1万1000冊増の54万7000冊にする方針としている。

 利用促進を図るため電子書籍は18年度末時点の7414冊から、計画期間中に1万5000冊に拡大。子どもの読書活動推進に向けて、中高生らの協力も得て選書を進めるなどとしている。

 同計画案に対するパブリックコメントは市ホームページの意見提出フォーム、電子メール、郵送、ファクス、直接持参で受け付け中。

 問い合わせは市教委生涯学習課 電話0144(32)6756。ファクス0144(32)1233。

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