弁当店チェーン「ほっともっと」を全国展開するプレナス(福岡市)が商品の値引き分を店側に負担させたり、契約にない広告費を徴収したりするのは独占禁止法違反(優越的地位の乱用)に当たるとして5日、フランチャイズ(FC)契約で苫小牧末広店=苫小牧市末広町=を経営する佐瀬幸恵さん(58)が公正取引委員会に申告した。同社に値引きや徴収の中止を命じるよう求めている。
申告書によると、佐瀬さんはプレナス側の指示で不定期に行われた販売促進キャンペーンの値引き分として、2012年10月から19年12月までに約612万円を負担。佐瀬さんは利益が得られないとして19年8月に値引きの中止などを求めたが、契約解除や損害賠償請求を予告され、継続を強いられたという。
また、契約上では店側が負担する広告費は月額7万5000円だったが、12年10月から19年12月まで新聞折り込みチラシや販促品などの名目で過剰に徴収されたとして、5日に約163万円の返還を求めて札幌地裁苫小牧支部に提訴した。
同日、札幌市内で同店の男性従業員と代理人弁護士が記者会見し、FC店と本社の関係は対等であると主張。値引きなどは本来、店舗側が判断できるとし「同じように苦しんでいる加盟店もいると思う」などと述べた。会見を欠席した佐瀬さんは文書で「再び仲間と楽しい弁当作りに専念できる日が来ることを夢見ている」とコメントした。
プレナスは取材に対し「申告書、訴状のいずれも内容を確認しておらず、コメントは差し控える」とした。
















