苫ジェッツ全道2冠 勝因は堅守 自信持ってプレー-小学生IH

苫ジェッツ全道2冠 勝因は堅守 自信持ってプレー-小学生IH
全道大会を二つ制した苫小牧ジェッツ

 アイスホッケークラブチームの苫小牧ジェッツは、1月にあった第13回旭川中央ライオンズクラブ(LC)杯全道小学生大会(25、26両日、旭川市)と今月の四都市対抗少年団交流大会(1、2両日、室蘭市)で栄冠に輝いた。兜森善一監督は「堅い守りが勝ちにつながった」と勝因を語った。

 4年生以下の選手が参加する旭川中央LC杯には全道各地から6チームが参戦し、予選リーグと決勝トーナメントを行った。苫ジェッツは予選で旭川サンリバーズに8―4で快勝するなど、2勝を挙げてブロック首位で通過した。

 決勝トーナメントでは2回戦で札幌星置ケッターズを8―4で撃破したが、むかわIHCプライズには苦戦。第2ピリオドに2点を奪われ、追い掛ける展開を強いられた。

 GKを務めて約2カ月の中村翔伍(錦岡小4年)が奮起。「肩口や下へのシュートを止めることを意識した」と振り返る。追加点を与えず、チームは第3ピリオド序盤までに3点を連取し、逆転に成功した。

 第3ピリオドで追い付かれ、試合はGWS(ゲームウイニングショット)にもつれた。副将の兜森蒼磨(ウトナイ小4年)が決め、接戦に終止符を打った。

 今村孝一メインコーチは「点差を付けられても慌てずに自信を持ってプレーできていた」と評価。「GKの中村の奮闘もチーム全体のディフェンスの意識につながった」とたたえた。

 四都市対抗交流大会の高学年部門(4~6年)では4戦全勝の栄冠だった。

 決勝リーグ2戦目でむかわIHCプライズと対戦。正確なパスによる「つなぐホッケー」が相手のディフェンスをかき乱した。4―0の完勝に兜森監督も「パス練習には力を入れてきた。その成果を生かしてくれた」と語った。

 今大会では予選を含めて全試合で無失点を貫いた。山田大智(錦岡小5年)と中村の鉄壁なGK陣が相手シュートを寄せ付けなかった。ディフェンスは長くパックを持つことなく前線に送るパスワークを徹底した。主将のDF高桑凛(若草小6年年)は「声がしっかり出ていて、パスの判断も確実にできた」と胸を張った。

 今後は泊村(後志管内)での交流戦や苫小牧市内の新人戦が控える。高桑主将は「シュートチャンスを多くつくって勝ちにいきたい。チーム一丸となって優勝を目指す」と意気込みを語った。

 ◇2019年度四都市対抗アイスホッケー少年団交流大会=関係分=
 ▽決勝リーグ
苫小牧ジェッツ4-0むかわIHCプライズ
苫小牧ジェッツ4-0旭川サンリバーズ
 ◇第13回旭川中央ライオンズクラブ杯全道小学生アイスホッケー大会=同=
 ▽準決勝
苫小牧ジェッツ8-4札幌星置ケッターズ
 ▽決勝
苫小牧ジェッツ4-3むかわIHCプライズ

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