首相主催の桜を見る会を巡る疑惑が晴れない。開会中の国会論戦を見ていると、野党議員の追及に対し、政府側が真摯(しんし)な答弁を避け、はぐらかしや言い逃れを重ねているように感じる。
早々に招待者名簿などの各種資料を公表し、政府側が説明責任を果たせていれば、こんな無駄な質疑に時間を取られないで済んだだろう。各界の功労者らを招待する同会の趣旨からも、その招待者名簿を1年以内で「廃棄」した対応にも疑問がつきまとっている。
さて、苫小牧市の文書管理について取材した。市は公文書の不適切な廃棄の社会問題化を受け、2018年8月に保存年限1年未満の文書管理を明確化していた。各職員への通知文書には▽正本または原本が別に管理された文書のコピー▽定型的または日常的な業務連絡・日程表―などと1年未満文書の該当事例を列記。その上で、「重要または異例な事項に関する情報を含む文書その他の合理的な跡付けまたは検証に必要となる文書は、この限りではありません」とも付記していた。
招待状を送るような市主催の行事で、招待者名簿を1年未満で廃棄する場合があるかと市職員に尋ねた。「できない」との回答だった。(河)
















