2030年の冬季オリンピック・パラリンピック招致の機運を高めるためのイベント、さっぽろスノーフェスタ2020(同実行委員会主催)が16日、札幌市中央区の大通公園で開かれた。世界でも珍しい都心の公道に造ったコースを滑るクロスカントリー大会や、参加者がオリンピアン、パラリンピアンと共にウインタースポーツを楽しむ企画も行われた。
オープニングセレモニーでは、主催者を代表して秋元克広札幌市長があいさつ。「クロスカントリーは国内はもちろん、世界でも類を見ない試みだが、多くの人の尽力のおかげでコースを造れた」と感謝し、「30年の冬季五輪招致に向けて皆さまの力を頂いて進めたい」と呼び掛けた。来賓の鈴木直道知事は「(さっぽろスノーフェスタは)東京五輪でマラソン競技の会場となる場所で、歴史に刻まれるイベントになる。招致実現に向けた大きな一歩」と述べた。
長野冬季五輪(1998年)金メダリストで現在、雪印メグミルクスキー部監督の原田雅彦さんは「きょうは、ちょっと昔のオリンピアンが集まってくれた」と笑いを誘い、「(きょう参加した)子供たちが大通り公園を滑る時が10年後に来るかもしれない」とあいさつ。橋本聖子東京五輪・パラリンピック担当相が開会宣言し、イベントがスタートした。
クロスカントリー大会はさっぽろ雪まつりの残雪も使って大通り6~9丁目に設置したコースで展開。ジュニアの部には148人、パラの部には37人が出場し、男女、距離別にレースを行った。出場者は沿道からの声援を受け、ビル街をさっそうと駆け抜けた。
イベントに参加したオリンピアンは原田さんのほか、スキー・ノルディック複合金メダリストの阿部雅司さん、アルペンスキーの川端絵美さん、現在はプロのスノーボーダーとして活躍する上島しのぶさんら7人。スキーやスノーボード体験ではコーチを務めたほか、クロスカントリー体験で共にコースを滑るなど、多くの参加者と交流を深めていた。
















