IR「国会での議論踏まえる」 道、予算計上見送り

IR「国会での議論踏まえる」 道、予算計上見送り

 鈴木直道知事は2020年度予算案を発表した21日の記者会見で、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)関連事業費を予算案に盛り込まなかった理由について「国会でIRに関する諸課題や今後の進め方に関し、さまざまな議論が行われている状況のため」と説明。「議論を踏まえ、着実な取り組みが必要と考えており、新年度当初においては関連予算ということでは計上しなかった」と理解を求めた。

 その上で、鈴木知事は誘致に挑戦するという気持ちは「変わらない」と強調。「まずは北海道にふさわしいIRのコンセプトづくりに向けて今後、(2021年7月までの区域認定申請)見送り要因となった課題について検証し、方向性について整理させてもらう」との姿勢を示した。

 誘致を推進する経済界や優先候補地・苫小牧市に説明しているのかと問われ「(担当者からの)報告では、苫小牧市には説明させてもらった」とした上で、同市の反応に関しては「詳細なやりとりは、この場では申し上げられない」と述べるにとどまった。

 また、苫小牧市に拠点を構えるIR事業者への対応については「昨年の見送り表明の時も、誘致に挑戦したいと説明させてもらった。今回もこの状況を伝えて、理解してもらいたい」と語った。

 知事は昨年11月下旬に今回の区域認定申請を見送り、次回の挑戦を表明していた。だが、その後、現職国会議員を巻き込んだ贈収賄事件や疑惑が次々と発覚するなど、IRを取り巻く環境が急速に悪化。国会でも与野党の激しい論戦が続いていることを重視し、関連事業費の予算計上を見送った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る