道は23日、道内で新たに20代から80代までの男女計9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。22日の感染者数(9人)と同数で、3連休に入って急増している。これによりトータルで道内の感染確認者は26人に上った。居住地域も全道14管内中、石狩、上川(各7人)、胆振、渡島(各4人)、釧路、根室、オホーツク(各1人)と7管内に拡大している。
22日に感染が確認されたのは10~80代の男女9人。渡島管内七飯町の町議会議員で道内4人目の感染者と濃厚接触があった50代の看護師がおり、医療関係者への感染が初めて明らかになった。ほかに函館市の無職の60代男性は19日に入院しており、呼吸器に疾患症状があるため人工呼吸器を装着している。
残りの感染者は▽苫小牧市の無職の70代女性と10代の女子高校生▽渡島管内知内町の無職の80代男性▽旭川市の飲食店を経営する70代男性▽根室市のパート従業員の50代女性▽江別市のパート従業員の50代女性▽北見市の50代会社員男性。いずれも重篤な症状ではないという。
鈴木直道知事は「本道で1人目の陽性反応が確認されてから状況が明らかに変化していると認識している」とする一方で、「検査の実施や適切な医療機関につなげられている状況」とした。
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23日に感染が確認されたのは▽札幌市の70代の男性会社員▽旭川市の30代男性と60代女性▽上川管内美瑛町の20代の男性消防士▽同管内の70代男性▽釧路市の30代の女性パート従業員▽胆振管内の80代の無職男性と40代女性▽石狩管内の20代女性の学生―の9人。いずれも日本国籍で、海外渡航歴(発症前の2週間)はないという。
このうち胆振管内の80代男性は、22日に感染が確認された苫小牧市の70代女性の濃厚接触者。胆振管内の40代女性も同じく前日に感染が確認された苫小牧市の10代の女子高校生の濃厚接触者という。いずれも容体は安定しており、同管内の感染症指定医療機関への入院に向け調整中。
石狩管内の20代学生は、人工呼吸器を装着し治療しているが、容体は「かなり重篤」(橋本彰人保健福祉部長)。管内の医療機関から別の感染症指定医療機関への転院に向けて調整している。上川管内の70代男性も「酸素投与が必要で重症」と説明した。
感染確認者数が急増し、クルーズ船関連を除き、最多の東京都(29人)並みの水準になった北海道の現況について、橋本保健福祉部長は「本道は冬の観光客も多い。さらに市中感染の疑いもあるが、原因は正直、分からない」と述べた。23日までに確認された26人の大半は経路不明の感染。今後については「まずは疫学調査をしっかりやり、危機感を持って取り組みたい」との姿勢を示した。
また、橋本保健福祉部長は、急増する感染者の行動歴や濃厚接触者などを調査する人手を確保するため、かつて道の保健師を務めていた退職者らに協力を要請していることを明らかにした。さらに道内の指定医療機関24機関に計94床ある感染症病床が不足する可能性もあるため、「医療機関や医師会と協議している」と述べた。
















