新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの品薄状態が続く中、苫小牧市内で手作りマスクへの関心が高まっている。市販品と比べてウイルスを防ぐ効果は薄いものの、飛沫(ひまつ)拡散を一定程度抑えられることで注目を集める。22日に市内で新型コロナウイルス感染者が確認されてから需要が急増。手芸用品店の中には材料のガーゼやマスク用ゴムひもが品切れになる店も出始めている。
木場町のクラフトハートトーカイMEGAドン・キホーテ苫小牧店は、手作りマスクの材料となるダブルガーゼやゴムひもなどを扱っているが、需要の高まりを受け、店頭に専用コーナーを設置。幅広い年代の人が買い求め、ゴムひもは在庫がない状態という。
スタッフの青山朋子さん(40)は「今月の初めから売れ始め、苫小牧で感染が確認された22日以降は商品を補充してもすぐに売り切れ。『市販のマスクがないから』と買いに来る方もいる」と話す。
ニーズがあるゴムひもは、小学生の体育帽子や衣服に使うソフトゴムで代用するようアドバイス。在庫確認や作り方に関する問い合わせも多く寄せられているという。
澄川町の手芸店の「手づくりハウスパレット」もゴムひもが品切れの状態。1箱6メートル入りの商品を10箱分在庫していたが、早々に完売した。販売スタッフの友廣めぐみさん(45)は「マスク不足で家族用などに手作りする人が増えている」と需要増に驚いた様子。同店では今週中にもゴムひもが入荷する見通しという。
札幌保健医療大学(札幌市)学長で臨床免疫学が専門の小林清一医師は、ガーゼ素材の手作りマスクは市販マスクよりウイルスの吸入を防ぐ機能は低いものの、くしゃみやせきによる飛沫感染防止は「一定の効果がある」と説明。1日使用したら消毒液や洗浄液で手洗いし、乾かして再利用できるという。マスク以外の感染防止策として「小まめな手洗いも忘れずに」とアドバイスしている。
















