巡視艇「とまかぜ」引退 27年間で地球6周半、苫小牧港の安全見守る

巡視艇「とまかぜ」引退 27年間で地球6周半、苫小牧港の安全見守る
とまかぜの船番号を消す解役セレモニー

 苫小牧海上保安署の巡視艇「とまかぜ」(23トン、乗員5人)が25日付で引退した。1993年の就役から約27年間にわたり、取り締まりや海難救助などに奔走し、航海距離は地球6周半に相当する約26万キロに及ぶ。苫小牧港・西港の船だまりで同日、関係者約20人が解役式を行った。

 とまかぜは2代目で93年1月に就役。長さ20メートル、幅4・3メートル。密漁など法令の取り締まりで立ち入り検査3299件、検挙614件と活躍した。海難の出動件数は199件に上り、船舶7隻、人命19人を救助。さらに年間1万隻に及ぶ苫小牧港の入港船舶の安全を見守った。

 解役式で福場貴文船長(40)ら署員5人が整然と並び、船番号をペンキで消したり、国旗や海上保安庁旗を収めたりとセレモニーを展開。馬渕巌署長は「地域の要請や国民の期待に確実に応えられた」とたたえ、「正義仁愛の精神は3代目とまかぜに引き継がれる」と力を込めた。

 現とまかぜは民間に売却する。新とまかぜは3月10日に就役し、4月下旬に披露式を予定している。

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