苫小牧市の岩倉博文市長は3日、市役所で臨時記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大防止策などを発表した。4日に一般向け、9日に中小企業・小規模事業者向けの相談窓口をそれぞれ開設。4日から19日までは52公共施設を一斉に臨時休館とする。小中学校の臨時休校期間も24日まで延長するが、放課後児童クラブ(学童保育)は9日に再開させる。
2月28日の鈴木直道知事の「新型コロナウイルス緊急事態宣言」、同29日の安倍晋三首相の記者会見を受け、市として新たな対策をまとめた。
一般向け相談窓口はコールセンタースタイルで、平日午前8時45分~午後5時15分に開設。市危機管理室に専用ダイヤル回線四つを設け、公共施設の開設状況や子どもの預かり先などの相談に乗る。 電話0144(32)6079。
中小企業・小規模事業者緊急相談窓口は、市役所7階会議室に市商業振興課が設ける。開設時間は平日午前8時45分~午後7時の予定。各補助金や融資、雇用、労働などに関する相談、申請の受け付けなどに応じる。 電話0144(32)6445。
証明取扱所や出張所を除く市内の全52公共施設は4日から16日間、臨時休館。道の駅ウトナイ湖はトイレのみ使える。観光案内所は電話案内、健康支援センターは集団予防接種対応など一部対応する。
8日までとしていた市内全小中学校の臨時休校期間は、24日までの27日間に延長することも正式発表。卒業式は中学校が14日、小学校は19日に予定通り行うが9日以降、出席対象や時間短縮などの変更点を決め、各校から連絡する。給食費は3月分を徴収しない。
鈴木知事が示した「分散登校」実施については、道教育委員会の通知を待って決める。児童生徒を複数回に分けて登校させ、成績表を渡したり、健康状態を確認するなどしたい考えだ。
共働き世帯などの子どもの居場所づくりへ、放課後児童クラブは9日に再開。春休みが終わるまで祝日を除く月~土曜の午前7時45分~午後6時半に開放する。体育館や空き教室なども活用し、児童が密集せずに過ごせるよう対策を講じる予定。小まめな手洗いの励行、換気などで感染防止を徹底させる。
岩倉市長は「本市で複数の感染者が確認されている中、何としても感染拡大を抑えるべく、市民の命と健康を守るための対策を実施する」と理解を求めた。
その上で、市民に対して「一人ひとりが情報の取り扱いに十分注意し、不正確な情報拡散は慎んでほしい」と要請。「患者や家族らへの偏見、インターネット交流サイト(SNS)での誹謗(ひぼう)中傷が広がり、患者らは精神的な苦痛を伴っている」と強調。「人権意識を持って冷静な行動を」と訴えた。
















