苫小牧市高丘の屋外スケートリンク、ハイランドスポーツセンター(緑豊建設指定管理)が、1日で今季の営業を終了した。同日は新型コロナウイルスの影響により、恒例の無料開放を取りやめたほか、中学生以下の入場も制限されたため利用者はまばら。それでも1季通じての利用者数は、苫小牧初開催のスピードスケートのワールドカップ(W杯)が行われた昨季とほぼ同数の2万人超えを達成した。
昨年11月7日に今季の営業を開始したハイランド。W杯ほどのビッグイベントこそなかったが、暖冬により天然リンクの開場が遅れた千歳、恵庭など他市からの利用者が多く足を運んだ。
市内小学校への貸し出しも多かった。2018年度の11校16回計3092人に対して、今年度は12校26回計5227人と大幅増。「学校生活の思い出の場所の一つに、ハイランドがなってくれればうれしい」。矢野孝一副統括責任者は丹精込めて氷を作り、整備してきた職員の思いを代弁する。
昨季から貸しスケート代(2時間)を300円から200円に値下げした取り組みが利用者増につながった。無料で貸し出す滑走補助具もあり、親子が楽しめる環境づくりは奏功し、昨季の2万1952人に迫る2万1700人以上が氷上でスケートに親しんだ。
パイプをコンクリート面に埋め込み、冷却液を循環させて人工の氷を作る胆振管内唯一の屋外パイピングリンク。営業終了後に冷凍機を止め、1週間ほどかけて氷を自然解凍させていくほか、リンクサイドに並ぶ青色の安全マットも撤収し、5月のインラインスケートコース開場に向けて準備を進める。
来季も一般利用者はもちろん、「ハイランドで練習を積んだスピードスケート選手が将来、五輪などに出てもらえるようにいいリンクにしていきたい」と矢野副統括は意気込んだ。
















