苫小牧市公設地方卸売市場 21年度以降の民間活力導入へ 設備投資に力

苫小牧市公設地方卸売市場 21年度以降の民間活力導入へ 設備投資に力
修繕や設備の更新に力を入れる市場

 苫小牧市は2020年度、公設地方卸売市場の設備投資に力を入れる。昨年6月に策定した同市場経営展望に基づき、懸案事項の老朽化対策を優先。21年度以降の民間活力導入を見据え、品質管理の徹底など機能も強化する。開会中の市議会定例会に提案している20年度予算案で、水産市場整備に約2670万円、青果市場整備に約2570万円を計上した。

 経営展望の計画期間は19~33年度。市場を取り巻く現状や課題などを分析した上、今後の市場の在り方や施設整備の方向性をまとめている。運営の効率化を目的に民間活力を導入する方針で、目標では21年度に青果、水産両市場で指定管理者制度に移行し、22年度に花卉(かき)市場を民間委譲する。安全・安心な生鮮食料品などの安定供給につなげるため、老朽化対策や機能強化を計画的に進める。

 水産、青果両市場は20年度、老朽化対策を優先的に行う。水産棟は1966年建築で、床のひび割れが目立ったり、木製の窓枠が一部ゆがんで開閉が難しくなったりしていた。窓枠の更新や内装の修繕、アスファルト床のモルタル加工を施す。市場の出入り口は開放したままになりがちとあり、2016年度からセンサー付きシートシャッターを随時取り付けており、20年度は3基目を導入する。

 1971年建築の青果棟も老朽化が目立っており、2020年度は暖房設備を更新。経営展望では当初23年度を想定していたが、昔ながらの集中暖房方式は関係者に不評だったのに加え、ボイラーが劣化により根本から交換が必要になり、3年前倒しすることに決めた。4月の改正フロン排出抑制法施行に伴って展開している、冷却設備ブラインクーラーの更新も1台分の予算を付けた。

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