新型肺炎 道内企業、半数に影響 卸売業は6割強 中国以外の調達を強化 東京商工リサーチ道支社調べ

新型肺炎 道内企業、半数に影響 卸売業は6割強 中国以外の調達を強化 東京商工リサーチ道支社調べ

 新型コロナウイルス感染が拡大している問題について、民間の信用調査機関、東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業の半数に影響が及んでいると発表した。産業別では卸売業の6割強に影響が出ており、対応策では「中国以外に所在する企業から調達強化」が最多となっている。

 調査は鈴木直道知事が「緊急事態宣言」を発表する前の2月7~16日にインターネットで実施。道内の709社から回答を得た。

 企業活動への影響に関しては、「現時点で既に影響が出ている」(14・4%)と「現時点で影響は出ていないが、今後影響が出る可能性がある」(36・1%)を合わせて50・5%と約半数に。特にグローバルに活動を展開する大企業の6割強に影響が出ている。

 産業別の影響では、卸売業(62・9%)が最多。以下、不動産業(61・9%)、製造業(61・4%)の順。一方、金融・保険業(3社)は100%、建設業の73・4%が「影響なし」と回答した。

 既に影響が出ている企業の内容では、「売り上げ(来店者)が減少」(54社)が最多。これに「現地サプライヤーからの仕入れ困難となった」(22社)、「現地取引先との取引減少」(11社)と続いた。この他、「受注した商品の生産がストップしている」(卸売業)、「受注案件のキャンセル」(旅行業)など切実な声が寄せられた。

 一方、新型コロナ対策について、対応を取っている企業は全体の13・9%にとどまっている。対応策は「中国以外に所在する企業から調達強化」(22社)がトップで、「中国への新規進出計画の凍結・見直し」(7社)が続いた。

 今後の懸念では、「中国の消費減速、経済の低迷」(308社)が最多だった。

 同支社では「感染拡大は終息の気配は見えず、国内では経路不明の感染まで広がっている」と指摘し、「道内企業においても、その影響は避けられない状況になりつつある」と分析している。

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