新型コロナウイルスの感染防止のため2月27日から閉鎖していた、苫小牧市の全学童保育・放課後児童クラブ(児童クラブ)が9日、一斉に再開した。マスク姿の子どもたちが元気いっぱいの様子で集合。思い切り体を動かしたり、友達とオセロやすごろくなどのゲームを楽しむなどし、施設内に歓声を響かせた。
市内33カ所の児童クラブは、全小学校の一斉休校と同時に閉鎖。小学校の休校は今月24日まで継続するが、市は保護者支援などを目的に、児童クラブについては9日の再開を決めていた。
日新町の日新児童センターではこの日、約50人の登録者のうち15人が利用し、「早くセンターに来たかったよ」と満面の笑み。支援員から手の洗い方やマスクの正しい着用法などを指導された後、卓球やボール遊び、すごろくやお絵描きなど、思い思いの活動を楽しんだ。
友達数人とボードゲームをしていた浅利一希君(日新小2年)は「(閉鎖中は)ずっと家の中でゲームや勉強をしていた。友達と遊べなくて寂しかったので、ここではたくさん遊びたい」と語った。
児童クラブの再開を待ち望んでいたのは保護者も同じ。1年生の男児を預けた母親(29)は「私の母に子どもを見てもらっていたが、母も仕事をしているのでこの先、どうしようか悩んでいた。再開は本当に助かります」と話していた。
児童が密集せずに過ごせるよう、学校の体育館や空き教室を使用する動きも。ウトナイ小の敷地内にある市留守家庭児童会の「おおぞら学級」は9日、1、2年生29人が同小体育館で伸び伸びと運動を楽しんだ。
臨時休校前は80人が登録、利用していたが、この日は半数以下になり、支援員の志賀有希子さん(45)は「休校中は仕事を休むと決めた母親も多いようだ」と話す。児童が少ないこともあり、学習は児童会施設で通常通り行い、遊びや運動は体育館を使った。
児童たちは両手をいっぱい広げて距離を取ってから準備運動し、縄飛びやボール遊び、鬼ごっこなどで駆け回った。フラフープを楽しんだ渡部暁(あかり)さん(7)は汗をかきながら「友達と遊んだのも、体を動かしたのも、久しぶり。楽しかった」と笑顔を見せた。
小まめなうがいや手洗いを徹底し、運動中もマスクを着用。志賀さんは「きょうから元気な子どもたちの姿を見られるのがうれしい。感染対策にもしっかりと力を入れたい」と話していた。



















