苫小牧市は2020年度、市の旧宿泊施設のサイクリングターミナル(高丘)の運営事業者を再公募する。1年前に募集したが申し込みはなく、今回は運営期間を22年間に延ばすほか、老朽化した隣接施設を切り離す。4月以降に募集を始める。
緑ケ丘公園の敷地内にある旧サイクリングターミナルは鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約1500平方メートル。和室12部屋や風呂、調理室など宿泊施設としての機能を備え、一度に80人を収容できるが民間宿泊施設の充実などを背景に運営は赤字となり、15年3月に廃止された。
市は19年2月、民間の柔軟な発想、手腕に期待し、運営事業者を公募。遊休資産の活用、市内へのスポーツ合宿誘致促進を狙ったが1社も申し込みがなかった。応募を検討した各社からは、想定される改修費用や手間に対し、市が提示した10年間という運営期間の短さを指摘したり、築50年を迎え老朽化著しい隣接する旧ハイランドスポーツハウスを不要とする声があった。
こうした声を踏まえ今回、市は期間を22年間に延長。運営対象は旧サイクリングターミナルのみとする。
旧スポーツハウスと配管などで接続されており、工費や期間圧縮へ、市が費用を拠出して旧スポーツハウスを事業者に解体してもらう。
所有権を市に残し、運営権を民間事業者に設定。運営権は前回公募時と同様に無料とする。運営コストについては事業者負担とするが、収益は全額事業者に入る。
公募型プロポーザル方式を採用。仮に今回も応募がなければ、再々公募はせず、市が公費解体する方針だ。
市は15年度、スポーツ合宿の補助制度を開設。利用件数は初年度の49件から順調に伸び、18年度は155件、19年度も2月末時点で145件に上っている。スポーツ推進課によると、大学や高校のアイスホッケーチーム、陸上の実業団などの利用が多いという。
















