苫小牧市は2020年度、集中豪雨による雨水管氾濫(内水氾濫)を想定した浸水想定区域図の公表に向けた準備を本格化させる。これまで試算してきたデータを基に、市街地で浸水の恐れがある箇所や浸水時の深さを明示。市民に、被害軽減のための情報として提供する。21年夏までに市のホームページでの公開を目指す。
内水氾濫は、短時間の大雨で河川へ流れ切らない雨水が雨水管からあふれ出る現象。雨水管は地中にあり、河川氾濫より予見が難しいとされる。
浸水想定区域図は、地図上で、内水氾濫の起こり得る地点を水深別に色分け。14年9月11日に観測した1時間降水量100ミリの集中豪雨時のデータをベースにする。
13年にも集中豪雨を経験した市は、管路の改修へ14年にコンピューターを使った「浸水シミュレーション」を開始。6年間かけて各地区の地形や雨水管などのデータを専用ソフトに入力し、大雨で浸水する範囲や水深をはじき出した。
19年度までに、雨水管のある地域の8割で試算を完了。これまでは内部資料としてきたが、市街地をほぼ網羅して公表に踏み切る。20年度は、工事による改善箇所をデータに盛り込むなど、公表前の最終準備を進める。
市内の雨水管の総延長は、約570キロに上る。下水道計画課は試算データを基に管路の増設、接続先の切り替えなどを継続する。
















