苫小牧市は2020年度、就労中の国民健康保険(国保)被保険者向け精神疾患診断(メンタルストレスチェック)の受診年齢条件を撤廃し、全年代に拡大する。これまで対象だった40~64歳に加え、若年層や高齢者も含める。制度の利用を促し、医療費抑制や自殺予防につなげたい考え。
同制度は精神疾患を予防するため、市の独自事業として19年度から開始。働き盛りの就労世代で200人を募集し、49人が利用した。
19年度の定員に余裕があり、20年度は就労中の国保被保険者であれば誰でも受診可能とする。対象者は約1万人増え、成人の就労者で見ると1万5000人に上る。
4月に希望者を募集し、その後チェック用紙を送る。回答、返送された結果の分析は保健センターで行い、高ストレス状態と判定された人は医師の面接指導を受けられる。利用は無料。
市によると、精神疾患は市内の医療費全体の15%を占め、3番目に多いという。保険年金課は「自分は大丈夫と思う人もぜひ一度、自身の心の健康状態を知ってほしい」と利用を呼び掛けている。
















