電光掲示板など更新へ 白鳥王子アイスアリーナ

電光掲示板など更新へ 白鳥王子アイスアリーナ
リンク内の電光掲示板や照明などを更新する白鳥王子アイスアリーナ

 苫小牧市は白鳥王子アイスアリーナ=若草町=の電光掲示板や照明、整氷車を更新する。いずれも1996年秋の開業以来、使用し続けてきた機材で老朽化。春の整備休館中に電光掲示板は発光ダイオード(LED)を使ったスクリーン仕様に変更し、従来の得点や経過時間のみならず、テレビカメラなどで撮影した動画も放映できるようになる。

 同アリーナに2基ある電光掲示板後継の新機種は縦約1メートル80、横約6メートル90と従来と大きさは変わらないものの電球をLED化。アイスホッケーアジアリーグ王子イーグルスのホームゲーム開催時のプレーなどを撮った映像を使う演出を可能とする。

 併せて天井に据え付けている照明もLEDタイプに更新することにした。従来機種は明るさが1500~2000ルクスとなっていて、場所によっての照明のむらがあったが、新しい機材は約4000ルクスと明るくなり、「各種国際大会の会場基準を国内トップクラスで満たす」(スポーツ都市推進課)という。電光掲示板と照明は10年間のリース契約の総額約1億9000万円。初年度経費は約1490万円となる。

 整氷車も施設の開業年と同時に導入し、耐用期間を経過していたバッテリー充電―モーター駆動式からプロパンガスを燃料としてエンジンが駆動するタイプに変更する。「バッテリーや故障モーターの交換などの維持管理コストが抑えられる」(同)とし、予算に関係費として3118万円を計上している。

 それぞれの更新は同アリーナの整備休館期間に当たる4~6月に行われる予定。新機材導入を進める市は「国から指定を受けているアイスホッケーのナショナルトレーニングセンターの付加価値を高める」とし、今後はフィギュアスケートの大会やアイスショーといった会場使用も想定。設備や機材刷新を大規模なイベント誘致の呼び水としていきたい考えだ。

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