観光消費額 3700億円減 新型コロナ影響6月までなら 延べ900万人宿泊落ち込み 道が試算

観光消費額 3700億円減 新型コロナ影響6月までなら 延べ900万人宿泊落ち込み 道が試算

 道は16日、新型コロナウイルス感染症による道内観光への影響(試算)を公表した。感染拡大が6月まで続いた場合、観光消費額は前年同期比で約3000億円減少すると試算。日帰り旅行を加えると約3700億円の減少となる。宿泊延べ数も約900万人泊減少すると見込んでいる。

 道内約280の宿泊施設を対象に、今年1~2月の宿泊実績と3月1日時点の予約状況を調査。前年同期からの減少率を算出した。

 交通費、宿泊費、飲食費、土産・買い物代などを含む道内の観光消費額は、前年同期に比べ1~2月で既に330億円減少しており、3月までには961億円減少すると試算。感染拡大が6月まで継続した場合は、1月からの累計で2969億円落ち込む。うち、札幌市は1164億円減少すると試算した。

 宿泊延べ数も感染拡大が6月まで続いた場合、1月からの累計で895万人泊減少。うち、札幌市は350万人泊の減少を見込む。

 この他、日帰り旅行の減少による影響額も試算。6月までに約850万人減少し、影響額は約680億円に及ぶ。これを加えると、道内観光の消費額は約3700億円の減少となる。

 また、観光バス事業者約100社を対象にした影響も調査。感染拡大が6月まで継続した場合、前年同期に比べ、延べ約11万台分の利用が減少すると試算した。

 道では今後▽世界的な流行(パンデミック)によるインバウンド全体のさらなる減少▽中国、韓国などからの渡航制限措置による個人旅行客などの減少▽ホテル・旅館の予約キャンセルの増加▽自粛ムードや風評被害の長期化▽利用料金の大幅値下げによる消費単価の減少―などを想定。影響額はさらに膨らむ可能性があることを懸念している。

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