新型コロナウイルスの感染拡大防止策で臨時休校が続いている苫小牧市内の全24小学校で19日、卒業式が行われた。全校で在校生の参加を見送った他、学級が複数ある19校は式を分散するなど、異例尽くしの対応の中で卒業生は巣立った。
市教育委員会は各小が卒業式を行うにあたって▽保護者の参加は各家庭1人▽朝の検温やせきエチケットの徹底―などを求めた。式の規模も100人以内を目安にし、児童らの校内滞在時間も1時間以内とした。
このうち明野小学校(石川一美校長)は2学級で別々に式を行った。例年は1時間程度の進行を、今年は式一つにつき20分に縮小。児童は1組が29人、2組が30人で、参加者はそれぞれ教職員と保護者を含めて約80人ずつだった。
児童らの座席は1メートル以上離し、校歌や国歌の斉唱、卒業生あいさつなどを省略。石川校長は式辞で「感染予防で工夫が余儀なくされ残念」と率直な思いを吐露しつつ、児童に「これまで学んだ力に自信を持って」と激励した。
当初予定していた「卒業生の歌」もなくなったが、ピアノでいきものがかりの「YELL」を披露。伴奏を担当した2組の阿部小百合さん(12)は「全員で歌えなかったのは寂しい」と話しつつ、「中学校に行ったらもっと勉強を頑張る」と前を向いた。
















