今月末で閉校する苫小牧明徳小学校(毛利毅校長)で19日、最後の卒業式が行われた。門出の時を迎えた卒業生は教員や保護者の祝福を受け、すがすがしい表情で学びやを後にした。最後の卒業生25人を送り出した同校は31日で37年間の歴史に幕を下ろす。
新型コロナウイルスの感染予防のため、在校生や来賓は出席せず、保護者と教職員が見守る中での卒業式となった。一人ひとりに卒業証書を手渡した毛利校長は「自分のよさを発揮して夢や目標に向かって努力すると同時に、困っている人を助けられる人になってください」と、はなむけの言葉を述べた。
卒業生は6年間の学校生活の中で印象に残ったエピソードを一言ずつ発表した。修学旅行や学習発表会、運動会などの行事の思い出を振り返った。最後は閉校が目前に迫った母校に向けて「37年間ありがとう。明徳小はいつまでも僕たちのふるさとです」と述べ、万感の思いを込めた合唱で発表を締めくくった。
式典ではこのほか、出席できなかった在校生に代わり、教職員が卒業を祝う言葉を述べる場面も。「最後の卒業生として自信と誇りを持ち、前に進んでください」という激励の言葉を、卒業生は真剣な表情で受け止めていた。
卒業生で元児童会長の佐伯花恋さん(12)は「6年生の1年間は閉校の準備もあって忙しかったけど、とても楽しかった。中学校に行ったら生徒会活動を頑張りたい」と語った。
同校は1983年4月、児童数687人で開校。児童数の減少により3月末で閉校し、校区が4月1日から錦岡小学校に編入される。これまでの卒業生は今年度の25人を含め、2510人に上る。
















