千歳・苫小牧市で40年の歴史を持つ社交ダンス教室、青木ダンススクール(青木憲隆代表)が閉校し、22日に表町のプラザホールでお別れ会が開かれた。新型コロナウイルス感染防止の影響で、2月下旬ごろから休業状態になっていた。お別れ会には閉校を惜しむ約100人のダンス愛好者らが訪れ、最後のダンスを楽しんだ。
同校は1980年、千歳市錦町に開校。苫小牧市音羽町には85年に教室を開いた。2012年以降は表町のプラザホールを拠点に活動してきた。約260平方メートルのフロアがあるプラザホールは、東北以北最大級のダンスホールとしてレッスンやパーティーが催され、親しまれてきた。
お別れ会は、換気の徹底のためドアを開け放ち、マスクの着用と手洗い、消毒剤の使用、座席は1メートル以上離す―などのルールを設けて実施した。
青木代表(77)と札幌のダンスインストラクター、兄後智子さんによるラストワルツでは会場が温かい拍手に包まれた。青木さんは「人生の大半をダンスと生きてきた。長く続けてこられたのは皆さんの支えのおかげ。一生忘れません」と涙をこらえながらの笑顔であいさつした。
千歳市でダンスを学ぶ林淳子さん(55)は「ダンス界の重鎮である青木さんの引退は悲しい。最後のダンスは目に焼き付けた」と残念がる。青木さんの教室で学んだ苫小牧市豊川町の吉田義弘さん(79)は「苦楽を共にした教室と拠点が最後になるのは非常に残念。楽しませてもらった。青木先生も体に気を付けて元気でいてほしい」と静かに語った。
















