アイヌ民具と民芸品ずらり 苫信白老支店で展示会

アイヌ民具と民芸品ずらり 苫信白老支店で展示会
アイヌ民具や工芸品、ハンドメードの革製品を出品した小林さん(右)と大山さん

 民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業を盛り上げようと、苫小牧信用金庫白老支店でアイヌ民具と民芸品の展示会が開かれている。

 展示品は苫小牧市在住で文化活動に取り組む小林充さん(76)のコレクションや、同市の革製品作家大山美由希さん(46)の作品で、計150点。小林さんは1960年代後半から集めた民具や民芸品、大山さんはアイヌ文様を取り入れて作った革製キーホルダーやイヤリングなどを出品した。

 同支店ロビーの一角には、イタ(盆)やニマ(鉢)などアイヌ民族が使用した生活用具、木彫り熊やニポポ人形といった民芸品がずらり。初日の23日、珍しさや懐かしさでコーナーに足を止める来店客の姿が見られた。

 小林さんは「ウポポイを生かし白老が活性化すれば、周辺のまちも元気になる。そんな思いで企画しました」と話す。4月10日まで。

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