明徳小37年の歴史に幕、最後の修了式「学校代わっても仲良く」

付箋で感謝の思いを教諭に伝える児童たち=24日午前9時15分ごろ、苫小牧明徳小

 3月末で37年間の歴史に幕を下ろす苫小牧明徳小学校(毛利毅校長)で24日、児童の登校最終日となる修了式が行われた。新型コロナウイルスの感染予防で異例の対応続きの中、1~5年生89人がそれぞれの思いを胸に学びやに別れを告げた。

 同校は1983年4月、児童数687人で開校し、これまで卒業生2510人を輩出。児童数減少で3月末に閉校し、校区は4月から錦岡小に編入される。

 児童たちはこの日も分散登校で、修了式も学年を偶数と奇数の2回に分けて行った。毛利校長は式辞で残念な思いに触れつつ「次の学年に向けて準備を」と強調。「ありがとう明徳小。希望に向かって力強く踏み出しましょう」と児童たちに呼び掛けた。

 学校の滞在時間は1時間以内を目安とする中、校歌斉唱など恒例行事もすべて省き、学級で過ごす時間をできる限り多めに取った。5年生は通知表などを手際よく配り、大村浩之教諭(51)が「長い休みだからできることもある」などと激励した。

 新型コロナ対策の影響で2月27日から臨時休校しているとあり、阿部依心(いころ)さん(11)は「ほとんど家にいたので、みんなと会えてうれしい」と笑顔を見せ、「4月から学校は代わっても、今まで通りみんなと仲良くしたい」と話していた。

 5年生26人は付箋にメッセージを書き、色紙台に貼って大村教諭にプレゼント。大村教諭も自作の垂れ幕を3階の窓から掲げ、「ありがとう」「みんな最高だ」のメッセージを風にたなびかせるなど、限られた時間でそれぞれが思いを伝え合った。

 付箋メッセージを企画した新井田莉琉(りる)さん(11)、西村優里さん(11)は「本当はもっと華やかなサプライズにしたかったけど、休校だったので急きょ決めた」と振り返り「先生にお世話になったことを伝えられてよかった」と話していた。

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