記者コラム 別れと出会い

記者コラム 別れと出会い

 今月上旬、同期のSさんが退職した。11年前の4月に入社以来、同じフロアにいることが多く、彼の自宅で酒を酌み交わしたこともある。職場環境の変化に悩む声を聞き、また飲もうと約束をしていたが、かなわなかった。札幌で仕事をすると聞いたので、今後の幸運を願いたい。

 個人的には、取材の担当先が変わり、慣れない分野で戸惑うこともある。その中で、仕事を通じて印象的な出会いがあった。OSK日本歌劇団(大阪市)に所属する苫小牧市出身の天輝レオさんが2月に市役所を表敬訪問した際、活動の原点などを聞いた。

 社会人として勤務経験がある中、夢を追いかけて入団。周囲とダンスや歌でレベルの差を痛感したが、夢を実現すると強い気持ちを持ち続けて稽古に励んだ。男役として映画やドラマで俳優の仕草を学び、舞台に生かしていることを知った。

 今月下旬に大阪市で行われる主演の公演は新型コロナウイルスの影響で延期になった。だが、天輝さんは強い意志を持ち、既に気持ちを切り替えているのではないか。

 1人の女性の真っすぐな瞳や立ち居振る舞いから、最近忘れかけていたひたむきな気持ちを思い出させてもらった。(室)

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