新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京五輪の1年程度延期が決まり、26日に福島県からスタートする予定だった聖火リレーも中止、新たなスケジュールを定めることになった。大会組織委員会は聖火リレーのルートやランナーは基本的に維持する方針。6月に東胆振1市4町を走る予定だった北海道実行委員会選考分の聖火ランナーたちからは、むしろ延期を歓迎する声が多く、次の機会への期待を膨らませた。
厚真町を走る厚真中学校2年の江川京珠さん(14)は東京五輪の中止も覚悟していたといい、「楽しみが先に延びた」と胸をなで下ろす。亡くなった弟や胆振東部地震後は休みなしで働く父親、そして町民のために走りたいという気持ちを「この1年でもっと深めていきたい」と述べた。
安平町で赤いひまわり薬局を経営する岡崎隆憲さん(56)は延期の一報に「少し落ち込んだ」という。ただ、週40~50キロの走り込みは続ける考えで「復興に向けて頑張る町民を笑顔にしたい。聖火ランナーとして走れることを願いつつ、楽しみながら練習したい」と期待を寄せた。
スケートのショートトラックでリレハンメル、長野五輪の冬季2大会に出場したむかわ町出身の椿文子さん(50)も「中止にならずよかった」と安堵(あんど)した様子。延期後の聖火リレーに優先参加できるとの通知も届いており、「東京五輪は盛り上がる形で開かれた方がいい」と気持ちを1年先に向けていた。
白老町ルートのランナーで陸上自衛隊白老駐屯地勤務の山本宏さん(59)もルートやランナーは変わらない方針と聞き、「ほっとした。安心な環境の中で走るのがベスト。気持ちを切り替えたい」と前向きに話した。
















