むかわ町米原のワーカム北海道(西択男社長)は4月1日付で、社名を「いすゞ北海道試験場」に変更する。胆振東部地震からの完全復旧を機に、いすゞブランドを生かして発信力を強める。西社長は「仕事を通して復興する姿を発信し、むかわの元気に貢献できれば」と意欲を見せている。
同社はいすゞ自動車グループの自動車開発試験場で、自動車専用テストコースは国内最大規模。2002年に分社、設立し、社名は「むかわ」を逆に読み、仕事が外から集まる「ワークカム」の思いを込めた。
当時はいすゞ経営再建の真っただ中で、テストコースの一般開放、レースイベントの誘致など新たな取り組みを相次ぎ進めた。
一方、「ワーカム」の名称は町外ではなかなか浸透せず、西社長は「『何をやっている会社か』と聞かれることもあった」と振り返る。
テストコースは近年、本来の業務であるいすゞ車両の性能や耐久の試験などでフル稼働。「いすゞのグループ会社として、仕事の内容をすぐ分かってもらえるようにする必要があった」と説明する。
同社は18年9月の胆振東部地震により、盛り土でコースを造成した直線周回路の一部が崩れたり、整備工場の一部が使えなくなったりと甚大な被害を受けた。
2月までにテストコースの補修や増強、本館整備場や同事務棟の建て替えなどを終え、「完全復旧のタイミングで新社名になるが、むかわと共に発展を目指す姿勢は変わらない」と強調。「今後も地元密着、地域貢献に力を入れる」としている。
















