きょう4月1日から暮らしに関わる制度やサービスが変わった。小売店に7月から義務化されるプラスチック製レジ袋の有料化を先行実施する動きがあるほか、飲食店など屋内での喫煙が原則禁止され、苫小牧市は同日、受動喫煙防止条例を施行。食料品などの値上げも相次ぐ。新型コロナウイルスの感染拡大が実体経済に悪影響を及ぼす中、家計への負担感が一段と強まりそうだ。
流通大手イオンは、グループ内の小型スーパーやドラッグストアでレジ袋の無料配布をやめた。道内では札幌市内に7店舗を展開するマツモトキヨシも有料化を実施。ダスキンが運営するミスタードーナツはレジ袋のほか、プラスチックストローの無料配布も終了した。7月の義務化を前に企業の取り組みが進む。
改正健康増進法の施行で飲食店などでの喫煙が原則禁止される。受動喫煙防止の一環。新型コロナ拡大で飲食店への客足は激減しており、「原則禁煙」がさらなる痛手となる店もありそうだ。
苫小牧市の受動喫煙防止条例は、すべての市民を受動喫煙の健康被害から守るため、市内全公共施設について屋外の喫煙所設置を認めないなど、同法よりも踏み込んだ義務規定を設けた。保護者の責務として、いかなる場所でも子どもに受動喫煙をさせないよう努めることも明記。市独自の取り組みで中小企業事業主を対象に、喫煙専用室設置などの経費として国の助成金に最大10万円を上乗せする。
◇ ◇
食料品は日清オイリオグループが、「日清サラダ油」など家庭用食用油を1キロ当たり20円以上引き上げた。J―オイルミルズも20日から同程度引き上げる。大豆や菜種など主要原料相場の高止まりが主因。マルハニチロはサンマ缶全9種類を1日から10円値上げ。食品以外ではオリエンタルランドが新型コロナの影響で休園中の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料をそれぞれ引き上げ、1日発売分から1日券は18歳以上で700円上がり8200円とする。
銀行手数料では、ゆうちょ銀行が現金自動預払機(ATM)を使って同銀口座間で送金する際の電信振替料金について、月1回まで無料だったのを1件当たり100円に引き上げた。
道南バスは1日、札幌と苫小牧、室蘭などを結ぶ都市間高速バス10路線の運賃をそれぞれ1割程度(片道120~300円)値上げ。運行コストの増加などが理由で、消費税増税など外的要因を除く運賃値上げは1996年以来となる。
対象は(1)苫小牧―札幌間(高速ハスカップ号)(2)室蘭―札幌間(高速白鳥号、高速室蘭サッカー号)(3)浦河―新千歳空港間(特急ひだか優駿号)、(4)浦河―札幌間(高速ペガサス号)など計10路線。
片道運賃は(1)が1330円から1450円、(2)は2100円から2300円、(3)は2670円から2940円、(4)は2980円から3280円に上がる。区間指定回数券も苫小牧―札幌駅前間で4660円から5100円に、苫小牧―大谷地バスターミナル間で4270円から4700円にアップ。3月31日までに購入した回数券と往復券は、1日以降も差額の支払いなしで利用できる。
◇ ◇
医療分野の負担も増大する。診療報酬の改定により、救急患者を受け入れる大病院には、患者入院初日に5200円が加算される。高所得層が支払う保険料の上限額も引き上げられ、75歳以上が加入する後期高齢者医療は年64万円(2万円増)に、国民健康保険は年99万円(3万円増)にアップする。
働き方改革では、正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差を禁じる「同一労働同一賃金」を大企業で適用。中小企業にも、時間外労働の上限(月100時間未満)規制がかかる。
このほか、苫小牧市では今月から市営住宅の入居条件のうち、連帯保証人が不要となる。単身世帯の申請については6月1日以降、(1)60歳以上(2)障害者(3)生活保護受給者(4)DV(ドメスティックバイオレンス=配偶者などによる暴力)被害者―などの資格条件も廃止。入居可能な間取りは2DK以下から3DKまで拡大する。何度も抽選に漏れた市民に対してはこれまでの落選回数などを考慮し、抽選回数を上乗せする優遇策も講じる。
















