新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月4日から休館していた苫小牧市内30カ所の公共施設が1日、再開した。感染リスクを軽減させるため、利用できる人数や場所を制限しての再開となったが、久しぶりに訪れた市民の笑顔があふれた。
市子育て支援センター(本幸町)では密集を避けるため、未就学児と保護者が自由遊びを楽しめる「プレイルーム」の入場者数を最大30人に制限。利用時間も2時間ごとに区切り、利用者を入れ替える方式を採用した。
午前9時半に最初の受け付けが始まると、小さな子どもの手を引いたマスク姿の母親らが来館。自宅で計測してきた自分と子どもの体温を職員に伝え、利用上の注意事項の説明を受けた上で入場した。
子どもたちは元気いっぱいに駆け回ったり、玩具で遊んだりと、久しぶりの同センターを満喫した様子。母親は子どもを遊ばせながらおしゃべりを楽しんだ。
休館前は長男の隼人ちゃん(2)を連れ、頻繁に訪れていたという内田美貴さん(34)=若草町=は「休館中、ずっと室内遊びをしていたので、親も子も飽きていた。やっと外出できて、ほっとした」と笑顔。長女の美月ちゃん(2)と一緒に来館した鳥潟淳子さん(32)=北光町=は「娘もセンターでの遊びを楽しみにしていた。入場できるのは30人までと聞いていたので、朝一番に来ました」と語った。
◇ ◇
市高齢者福祉センターは、囲碁、将棋、マージャンをする娯楽室と、カラオケやダンスなどをする集会室の使用を制限しての再開。入り口では利用者にアルコール消毒とマスク着用を呼び掛け、万一、感染者が出た場合を想定して名前、住所、体温の記入を求めた。マスクをしていない利用者には、施設の看護師が手作りしたマスクを100枚ほど用意して配布した。
利用者たちは「久しぶりだね」「元気だったかい」と声を掛け合い、テレビや新聞を楽しんだり、マッサージ機を利用したりして過ごした。2階の体育室では、卓球を楽しむ人の姿も見られた。
電位治療器とマッサージ機を利用するため、本幸町のサービス付き高齢者住宅から訪れた平野カツエさん(84)は「開館が待ち遠しかった。ここに来れば知らない人も話し掛けてくれるので退屈しない」と喜ぶ。普段は卓球やマージャンをしに訪れる見山町の畠山代志子さん(77)は「制限はあるが、決められたルールの中で楽しみたい」と話した。
秋山幸三センター長は「管理に万全を期し、訪れる人たちが楽しんで利用できるよう努めていきたい」と気を引き締めていた。
















