苫小牧市の介護支援いきいきポイント事業 登録者400人 伸び悩む 拡大へ出前講座など検討

苫小牧市の介護支援いきいきポイント事業 登録者400人 伸び悩む 拡大へ出前講座など検討
活動内容について語り合ういきPカフェ

 高齢者施設などでのボランティア活動に応じてポイントを付与し、集めたポイントを換金できる苫小牧市の「介護支援いきいきポイント事業」の2019年度登録者は416人で、前年度413人に対し、ほぼ横ばいだった。新規の登録者はいるものの、施設への入所や子どもと暮らすための転居で退会する人もおり、伸び悩んだ。20年度は登録に必要な研修会を各地域に出向いて実施することも視野に入れ、登録者拡大を目指す。

 65歳以上の市民を対象とした同事業は、ボランティア活動を通じて自らの介護予防を図るとともに、要支援や要介護の高齢者に対する地域の支え合い活動を広める目的で12年度にスタート。市民活動センターで開かれる研修会に参加すると登録できる。

 登録者は「いきいきポイント手帳」を持参して活動先へ赴き、1時間の活動につき1ポイントを付与される。主に高齢者施設で開かれるレクリエーションや職員の手伝い、利用者の話し相手になるなど、一緒に楽しい時間を過ごす内容。今年度は142人がポイントの換金申請を行った。

 事業がスタートした12年度の登録者は266人で、17年度には472人と増加したが、実際に活動ができていない登録者もおり、18年度に意向調査を実施。体調不良や転居などの理由で活動できない人から登録抹消の申し出があり、413人に減少した。

 19年度は昨年8月から月に1度、登録者や協力施設の従業員などが集い、活動を振り返ったり、社会福祉協議会職員が相談を受けたりする場として、自由に話し合いながらお茶の時間を楽しむ「いきPカフェ」を開催。20年度も継続し、互いに情報や意見交換を行うことで、よりよい支え合いの形を模索、共有する場としていく。また、新たな登録者の拡大を目指し、これまで市民活動センターのみで実施してきた研修会を、出前講座として市内各地に赴き開催することも検討している。

 担当者は「活動を通じて学べることがあるし、訪れた先の人と交友を深めている人もいる。ボランティア活動を始めるきっかけにしてもらいたい」と話している。

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