建築板金競技大会(技能競技の部)で古市さんが日本一 苫小牧市から初

建築板金競技大会(技能競技の部)で古市さんが日本一 苫小牧市から初
第42回全国建築板金競技大会技能競技の部で初優勝した古市さん

 苫小牧市元中野町の梨木工業(梨木仁代表)の工事部部長、古市友之さん(45)は、2月に静岡県富士宮市で開かれた「第42回全国建築板金競技大会」(日本建築板金協会・全日本板金工業組合連合会主催)に北海道代表として出場し、「技能競技の部」で1位に輝いた。苫小牧市の参加者が日本一になるのは初めて。「自分一人でなく、皆さんに支えられて優勝できた」と喜んでいる。

 同連合会によると、大会は建築板金を担う若手の育成、技術力の研さんなどが目的。2月23日に開かれた大会の技能競技の部には全国から51人が出場し、4時間以内にトロフィーを制作する課題に挑んだ。道内勢の同部門の優勝は2008年度以来12年ぶり、2人目の快挙。もう一つの「建築技術の部」を合わせても3人目という。

 古市さんは江別市出身。10代後半から建築板金の職人として技能向上に努め、03年から同社で働いている。昨年の第41回大会に初出場し、8位入賞と健闘した。

 今回、古市さんは梨木代表から「2年目で優勝、1位を取るんだ」とハッパを掛けられた。今年に入ってから練習を本格化させ、週6日、1日12時間、銅板で課題のトロフィーを作り続けた。現場の仕事は他の従業員が代わりに引き受けてくれ、技術の向上に集中することができた。

 古市さんは「昨年の方が納得できる仕上がりだった。今年は入賞すら難しいと思っていた」が、3月16日の発表で1位になったことを知った。「正直、優勝できると思っていなかったので驚いている」と話しながらも、会社全体での支援に深く感謝した。

 梨木代表は「10年以上前からずっと、苫小牧から出場者を送りたかった。私の夢がかなった」と笑顔を見せる。板金業界の担い手が少なくなる中、古市さんの活躍が明るい材料となることを期待する。

 優勝者は次回以降の出場はできないルールといい、古市さんは今後、後進の指導に力を入れる考えだ。「出場することで内面的な成長があった。技術を後輩に受け継がせ、大会出場者が出るとうれしい」と期待を込めた。

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