新型コロナウイルスの感染拡大を受け、休校となっていた苫小牧市内の小学校22校が7日始業式を迎え、子どもたちの元気な声が学校に戻った。新年度を迎えるに当たり、各校では教職員が児童の机をアルコール消毒したり、教育課程を見直したりするなど感染症対策に向けた準備を徹底してきた。苫小牧東小と西小を除く20校は、体育館での密集を避け、各教室で校内放送を通じた始業式を実施した。
苫小牧清水小学校(堀田稔校長)では、児童たちがスピーカーから流れてくるあいさつに聞き入った。堀田校長は2月27日から続いていた臨時休校などに「先生もみんなも初めての経験をいっぱいしている」と柔らかい表現で触れつつ、「今まで以上にみんなが行きたい学校にしていく」などと強調した。
児童にうがいや手洗いの励行を呼び掛け、真新しい教科書と朝夜の検温を記録する「観察シート」を配布。3年生の教室では衣畑啓子教諭(48)がマスクを持っていない児童に、キッチンペーパーと輪ゴムでマスクを手作りして手渡し、新型コロナに「自分も、周りもかからないよう行動を」と呼び掛けた。
児童たちは机を約1メートルずつ離し、窓を開けて換気するなど対策を徹底。蛯子碧さん(8)は「久しぶりの学校は楽しい」と笑顔を見せながらも、「机が離れていてちょっと寂しい。校長先生の顔も早く見たい」と話していた。
同校では、グループで活動する1学期の調理実習や実験を見合わせる。給食は、せきエチケットのためハンカチを机の上に置き、児童同士が対面しないように食べる。
苫小牧沼ノ端小でも、音楽の合唱を別学期にずらすなど、教育課程の見直しを図る。体育の時間はマスクを着用した実施を検討している。
苫小牧ウトナイ小では、体育を集団ではなく個人でできる授業内容にするほか、英語活動も短時間でできる工夫を考えている。
苫小牧植苗小は8日が始業式となる。
















