性能向上 3代目が稼働 苫小牧海保の巡視艇「とまかぜ」 披露式できず「港まつりで」

性能向上 3代目が稼働 苫小牧海保の巡視艇「とまかぜ」 披露式できず「港まつりで」
新たに電光掲示板を装備した新「とまかぜ」と今田船長

 苫小牧海上保安署の巡視艇「とまかぜ」(約26トン、乗員5人)が3月10日付で就役し、同18日から稼働している。現在のとまかぜは3代目で、東京都江東区の造船会社墨田川造船による新造船。同月末現在で出動事案はないが、新装備や向上した性能で、今後の取り締まりや海難救助での活躍が期待される。

 新「とまかぜ」は長さ20メートル、幅4・5メートルと2代目に比べ幅が0・2メートル大きく、総重量も3トンほど重い。新装備として縦60センチ、横360センチの電光掲示板「停船命令等表示装置」を搭載し、周囲の船舶に荒天などを知らせる啓発メッセージや違法操業の船に対する停船命令などを表示できる。英語や中国語、ロシア語などの外国語表示も可能という。

 新「とまかぜ」と同じ3月10日付で船長に就任した今田卓三さん(50)は、先代の「とまかぜ」で2008年から12年まで船長を務めた。前任は同署の巡視艇「りゅうせい」の主任航海士。今田さんは「レーダーや夜間監視装置などの性能が2倍以上向上した最新の機器により、海上や周辺住民の安心、安全につなげたい」と力を込める。

 4月下旬に予定していた披露式は、新型コロナウイルスの感染防止のため中止した。先行きが見通せない状況ではあるが、夏季に「とまこまい港まつり」が予定通り開催されれば、その機会に「とまかぜ」を市民公開したいと考えている。

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