新型コロナ 製造業に影響 トヨタ北海道など苫小牧の工場も減産

新型コロナ 製造業に影響 トヨタ北海道など苫小牧の工場も減産

 新型コロナウイルスの感染拡大が、苫小牧市内の工場の操業にも影響を与えている。国内外での需要の落ち込みで自動車、紙・パルプをはじめとするさまざまな業界で減産が続く。

 市内最大手の自動車部品製造、トヨタ自動車北海道(勇払)は2月17日から中国向け装置を減産していたが、1日から国内をはじめ、北米、欧州、アジア向けも減産した。親会社のトヨタ自動車(愛知県)が3日から実質2~9日間、国内5工場の生産ラインを一時停止したためで、同社は「出荷先の車両工場が止まれば影響が出る」と説明。生産量は非公表だが、従業員の勤務態勢は変更していない。

 トヨタ北海道などに部品を供給する、アイシン北海道(柏原)も減産を余儀なくされており、同社は「世界的な減産で影響はもちろんある」と指摘。工場内をフル活用した好調な生産活動が続いていただけに「この機会にしかできない改善などに取り組み、正常化した際の効率化などにつなげる」と前を向く。トヨタ同様、現時点で従業員の勤務態勢は変更していない。

 王子製紙苫小牧工場(王子町)は新聞用紙の受注が落ち込み、3月から数%の減産。当初は「夏に向けて盛り返せる」とみていたが、イベントやスポーツ大会などの中止や延期が相次ぎ、頼みの綱だった東京五輪も延期。需要減は当面、続くとみている。

 鉄筋コンクリート用棒鋼などを製造する清水鋼鉄苫小牧製鋼所(勇払)は市内外で感染者が相次いだのを受け、3月5日から9日まで工場を休止した結果、同月の鉄筋製品の生産量が数%減った。今回の緊急事態宣言を受け、再度、工場を休止する予定はないが「道内でどの程度影響が出るか推移を見守りたい」としている。

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