伊藤忠記念財団子ども文庫功労賞を上田さん受賞、夫婦二人三脚でピッピ文庫運営

伊藤忠記念財団子ども文庫功労賞を上田さん受賞、夫婦二人三脚でピッピ文庫運営
子ども文庫功労賞の受賞を喜ぶ上田さん夫妻

 苫小牧市柏木町の自宅に「ピッピ文庫」を開設している上田正一さん(71)が、公益財団法人伊藤忠記念財団(東京)の2019年度子ども文庫功労賞を受賞した。36年にわたる本の貸し出しや読み聞かせなど活動の功績が認められた。妻の涼子さん(69)と二人三脚で続けてきたという上田さんは「受賞を励みにこれからも長く活動を続けたい」と喜びを語っている。

 青少年の健全育成を目的に同財団法人が展開している4種類の助成プログラムの一つ。功労賞は子ども文庫活動に20年以上取り組む人が対象で、19年度は上田さんと山口市の個人の2人が受賞した。

 上田さん夫妻は所有する児童書や教育関係の図書を地域に広く開放しよう―と1984年2月に「ピッピ文庫」を開設。毎週土曜日に開館し、子どもの年齢や興味に合わせた本の紹介のほか、絵本や紙芝居の読み聞かせなどを通じ、多くの親子に本の魅力を伝えてきた。小学校入学前の子どもを連れて来る親も増えており、時には子育ての悩み相談を受けることもあるという。

 苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会の設立発起人も務めるなど地域文化の発展にも尽力。小学校や子育て団体などから依頼を受け、年60回ほど読み聞かせ活動も行っている。

 この取り組みを見ていた柏木町町内会の柳谷昭次郎会長が同財団法人に推薦。活動内容は選考会でも高く評価されたという。柳谷会長は「子育て中の親子を地域で見守り続けてきた上田さん夫妻の頑張りが認められ、推薦者としてもうれしい」と話す。

 3月に予定されていた表彰式は新型コロナウイルスの影響で中止となり、賞状は郵送で届いた。上田さん夫妻は「気が付けば36年が経過していた。これからも活動を続け、たくさんの本を子どもたちに読んでもらいたい」と話している。

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