道は15日、新千歳空港国内線ターミナルビルの到着ロビーに人の体表温度を計測するサーモグラフィーを設置し、運用を始めた。国の非常事態宣言の対象7都府県からの旅客などのチェック態勢を強化した。
羽田空港が所在する東京都をはじめ、同宣言対象都府県から訪れる人に注意を呼び掛けることで感染拡大を防ぐのが狙い。国土交通省が羽田空港にサーモグラフィーを配置する方針を示したのを受け、道も新千歳での導入を決めた。
国内線ビル到着ロビーの到着口付近に計測するための機材を3カ所に設置した。
体温はパソコンのモニター画面で色別に表示され、顔の温度も示される。羽田線で到着した会社員の男性(50)は「こういう状況なので仕方がない」と測定に理解を示した。
検温で37・5度以上の熱がある旅客を見つけた場合でも法的拘束力はないため、別室に連れて行くといった行動の制限はできない。声を掛け、▽不要不急の外出を控える▽発熱やせきなどの体調不良が見られた場合、道の「来道者・帰省者・転勤者相談ダイヤル」に連絡する▽手洗いやせきエチケットの励行や「3密(密閉、密集、密接)」を防ぐ―といった感染予防策を記したチラシを手渡し、節度ある行動を促す。
道総合政策部の柏木文彦交通企画監は「熱がある人には確実に注意喚起する。それ以外の人たちにも、しっかり対策を講じてもらうことが重要」と話している。
国の緊急事態宣言期間の5月6日まで、運用する予定だ。道職員が交代で作業に当たる。
















