苫小牧市教育委員会は17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う北海道教育委員会の要請を受け、市内の小中学校39校を20日から5月6日まで再び臨時休校することを決めた。急転直下の決定に各校とも休校中の生活指導や宿題配布などの対応に追われ、児童や生徒たちも戸惑いながら下校した。
市内ではウイルス感染対策の一環で2月27日から3月24日まで最初の臨時休校を実施。春休みが明けた4月6日に中学校(植苗小中学校は8日)、7日に小学校が再開したばかりだった。
今回の対応で市教委は17日、市内各校に対し、休校期間中にウイルス感染を防ぐため不要不急の外出を控えるよう児童や生徒に呼び掛けたほか、学習の遅れが生じないよう家庭学習を課すことなどを連絡。保護者にも休校期間中の児童生徒の検温と記録、生活リズムを整えるなどの協力を文書で呼び掛けた。
苫小牧ウトナイ小学校(丹野靖彦校長、児童数865人)では同日、すべての児童に宿題や自宅での過ごし方を記した保護者向けのプリントなどを配布。27、28日には教職員が各児童の自宅を訪れ、健康状態の把握や新たな宿題の配布を行う。
今回の休校措置に伴い、授業時間の不足も懸念されるが、同校では年間スケジュールに組み込んだ予備時間を活用することで対応できる見通し。丹野校長は今後、大人数が集まる学校行事の調整も視野に入れながら「なるべく早期に(遅れを)回復させたい」と語る。
同校の6年3組(佐藤努教諭、同34人)では、算数や国語などの宿題プリント17枚と家庭学習の記録用紙を配布。佐藤教諭は子どもたちに「休校中は自分を守る努力をしてほしい。休み明けに元気に会いましょう」と呼び掛けた。
渡部孝祥(こうしょう)君(11)は「友達に会えないのは寂しいけど、家で勉強と遊びを両立させたい」と話し、海沼来伽(らいか)さん(11)は「家で勉強して、休み明けの授業にもしっかりついていきたい。でも小学校最後の学年なので少しでも思い出をつくりたかった」と残念そう。
朝山望南(もなみ)さん(11)も「こんなに早く休校になるとは思っていなかったけれど、家でしっかり自分の体を大切にしたい」と気持ちを切り替えていた。
















