新型コロナウイルスの感染拡大は、2021年度の企業などの採用活動にも影響を与えている。苫小牧市内では例年、ホテルなどで開かれる春の会社説明会に大人数の学生が集うが感染防止へ今年は中止し、ウェブ動画やビデオ会議システムを使って自社をPRする動きが広がる。
トヨタ自動車北海道(勇払)は3月27日から、大学生の就職情報を取り扱う求人情報サイト「マイナビ」を活用し、ウェブ動画による会社説明を行っている。
新型コロナの影響で、同月下旬から4月上旬に予定していた「1Dayインターン」と会社見学会を中止にした代替策。同社は「ポイントを絞って紹介しているので、ぜひ視聴してもらえれば」とアピール。プレエントリーを受け付けており、優秀な人材を広く集めたい考えだ。
I・TECソリューションズ(表町)は3月13日、19日、25日の3日間、単独のウェブ会社説明会を開いた。ビデオ会議アプリを使用し、出席した学生に向けて自社の事業概要を説明。出席者は道内外から約60人と、例年より10人ほど増えた。
今月中に応募者との面接もウェブで行う考え。同社総務部の坪田学副課長は「経費が掛からず、道外からも出席者を集められたが、ウェブ会社説明会は開催周知が難しい」と指摘。「合同企業説明会に足を運べない人向けに来年度以降もウェブを活用するかどうかを検討したい」と語る。
一方、5月1日から職員採用試験の申し込みを受け付ける苫小牧市は、26日に市民会館で予定していた採用説明会を急きょ中止した。市内外から約300人の参加を見込んでいたが、新型コロナの感染予防のため、決断した。苫小牧会場での1次試験は6月21日に実施予定という。
苫小牧駒沢大学(錦西町)は4年生39人に対し、「マイナビ」などウェブの就職情報サービス登録を促している。学生たちはウェブ情報を頼りに、それぞれ関心のある企業にエントリーしているという。
同大の斉藤章吾事務局長は「各就職説明会が中止になり面食らっている。ハローワークなどと連携しながら情報をキャッチし、迅速に対応したい」と話した。
















