大型連休期間中(29日~5月6日)の苫小牧港発着の旅客フェリーの予約が、前年に比べ激減している。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が緊急事態宣言期間を5月6日までとし、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けていることもあり24日時点で満室の便もなく、異例の事態に各社は頭を抱えている。
苫小牧港・西港で仙台、名古屋航路を開設する太平洋フェリー(名古屋市)は、大型連休中の予約が各航路で前年の5割から8割ほど落ち込んでいる。今年は前年の10連休と異なり休日が少なく、新型コロナの感染拡大で予約のキャンセルが相次いだ。苫小牧港に到着する下り便は5月2日、同港を出港する上りは5日の予約が比較的多いという。
大洗航路の商船三井フェリー(東京)は、4月29日~5月9日の予約が前年比8~9割減少。苫小牧支店の担当者は「新型コロナの影響で仕方ないが、さらにキャンセルも出てきそう」と肩を落とす。
八戸航路の川崎近海汽船(同)は、同7割から8割の減で、満席の便はない。同社フェリー部は「上り、下りのピークが分からないほど」の低い乗船率と指摘。「全然駄目。今は積極的に乗ってほしいとも言えず、早く感染拡大が収束してほしい」と願う。
苫小牧港・東港と秋田、新潟、敦賀を結ぶ新日本海フェリー(大阪市)も空席の便が目立ち、乗船率は前年の半分以下の便もあるという。ピークは下りが5月1日から3日、上りは5日とみている。
















