政府は28日付で2020年春の褒章受章者を発表した。発令は29日。東胆振管内では、苫小牧市幸町の行政相談委員、西村穰さん(72)と、厚真町新町の保護司、黒澤壽紀さん(76)に藍綬褒章が贈られた。
藍綬褒章
行政相談功績
行政相談委員
西村(にしむら)穰(みのる)さん(72)
苫小牧市幸町1の5の20
1989年に行政相談委員に任命され、30年以上活動を続けてきた。「大変な名誉を頂き、生涯にわたる幸せと感激しています」と喜ぶ。
19歳の専門学生だった66年に行政書士の資格を取得。68年、日大法学部へ編入し、2年間法律を学んで卒業した。
委員としては、行政への苦情、意見、要望の解決促進、改善に努め、総務大臣表彰など数々の受賞歴を持つ。84年から2005年の21年間は保護司としても活動した。
相談に対し「気持ちに寄り添い、温かい態度で話を聞くこと」を心掛けてきた。相談者が困っていること、求めていることを捉え、委員として何ができるのかを考えながら活動に当たってきた。「相談者の要望に国が応え、本人が喜んでくれたときがうれしい」とやりがいを語った。
藍綬褒章
更生保護功績
保護司
黒澤(くろさわ) 壽紀(としのり)さん(76)
厚真町新町75の1
苫小牧地区保護司会に所属していた当時の先輩から推薦を受け、1996年から24年間、保護司として力を尽くした。厚真神社の宮司を務める傍ら、青少年たちと向き合い更生へと導いてきたほか、薬物の乱用防止などの啓発活動にも努めた。
保護司になりたての頃は、今より犯罪が多発していた。「小さな町だから、親のこともその子のことも知っているし、悩ましいことだったね。良い話ではないので、楽な仕事ではなかった」と振り返る。更生に力を注いだ相手が「再犯した時には本当にショックだった」と言う。
5月末で任期を終え、退任する。「長いようで短かった。ちゃんとできたかは分からないけれど、先輩方の指導の下で今日までやってこられた」と感謝の思いを語る。



















