苫小牧市は2020年度、ごみ減量やリサイクル推進に全市で1年かけて取り組む「053(ゼロごみ)大作戦」を5年ぶりに実施する。動画投稿サイト「ユーチューブ」に27日、市のPRキャラクター「環境戦隊053ファイブ」の専用チャンネルを開設した。新型コロナウイルスの影響で集会やイベントができない代わりに、インターネットを活用して若い世代にも呼び掛け、運動の盛り上げを目指す。
20年度は一般会計予算に1700万円を計上し、計37事業を計画している。このうち27の新規事業には情報通信技術(ICT)を活用した啓発事業が含まれ、053ファイブのユーチューブチャンネルもその一つ。市職員が制作したオリジナルの歌とダンス動画を投稿し、「外出できない子どもたちにも踊ってもらい、ストレスの発散になれば」と期待を込める。
また、ごみ分別アプリの導入にも乗り出す。同アプリの通知機能でごみ収集日を知らせるなど、スマートフォンを使う若い世代に向けて積極的な情報発信を試みる。
市は、18日に総合体育館で大作戦のオープニングイベントを予定していたが、感染症対策のため延期した。大作戦について岩倉博文市長は21日の定例記者会見で、「どんな状況下であれ、できる範囲でしっかりチャレンジしたい」と強調した。
053大作戦は苫小牧の郵便番号「053」に絡め、ごみ減量やリサイクル率向上、環境美化を目標にした全市的な取り組みで、これまで07、09、12、15年度の4回実施。リサイクル率は07年度の15%程度から18年度には31・4%に倍増し、道内主要都市の中で14年度から連続トップを保っている。ごみ減量も進み、19年度には2カ所あった焼却施設のうち糸井清掃センターの廃止に踏み切った。
一部地域で試行中の家庭ごみの「戸別収集」について、全市展開の是非を改めて検証し、今年度中に収集体制の考え方を示す。
他にも、学校給食の食べ残しを小学生と共に堆肥化し、学校の畑と花壇への再利用を目指す体験学習型事業や、「海ごみDAY」のイベントが計画されているが、感染状況によって実施の可否を判断する。市環境衛生部の担当者は「イベントができない場合はSNS(インターネット交流サイト)を活用していきたい」と話している。
















