北海道労働局は28日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2月14日~4月24日に54事業所の403人が解雇され、674事業所が休業したと明らかにした。解雇は宿泊・サービス業、卸売・小売業など、休業は宿泊・サービス業、製造業が中心だという。また、新卒者のうち就職時期を延期され、自宅待機している人は大卒者が55人、高卒者は39人に上るという。
事業者が従業員の休業手当に充てる雇用調整助成金に関する相談は1万1816件。そのうち231件が申請し、921件が申請を計画している。福士亘局長は「できるだけ早く支給したい」とする一方、「感染拡大を含む今後の見通しは判断しづらい」と述べた。
また、道内の3月の有効求人倍率(求職者1人当たりの求人数の割合)は前年比0・1ポイント減の1・09倍となり、3カ月連続の前年割れとなった。正社員の有効求人倍率は0・04ポイント減の0・79倍となった。
新規求人数は12・7%減の3万71人で、3カ月連続減。主要8産業のうち、卸売・小売業、医療・福祉、宿泊・飲食サービス業、サービス業、製造業、建設業が前年同月を下回り、運輸・郵便業、情報通信業が前年同月を上回った。
新規求人申込件数は6・5%減の1万8870人で、こちらも3カ月連続減少。月間有効求職者数は4・2%減の7万7672人で、101カ月連続で減った。「道内の雇用情勢は改善してきたが、求人が減少しており、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に十分注意する必要がある」としている。
2019年度を通した有効求人倍率は0・02ポイント増の1・19倍で10年連続で前年度を上回った。
















