函館税関千歳税関支署がまとめた新千歳空港の3月の貿易概況(速報値)によると、輸出入総額は前年同月比39・9%減の29億8800万円で8カ月連続のマイナスとなった。輸入が79・2%減の4億8500万円と激減。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中国からの航空便が大幅に減少したことが影響した。
輸入はベトナムやフランスからの「衣類および同付属品」が8・1%増の3300万円。「一般機械」は中国からのタブレット端末が減少したほか、昨年同月はあったアメリカからのガスタービン部品がなく、92・3%減の9600万円にとどまった。中国、フィリピンからのスマートフォンや部品が中心の「電気機器」も70・9%減の9700万円だった。
輸出は、5・2%減の25億300万円。香港や台湾向けの塩蔵、乾燥ナマコなど「魚介類および同調製品」が38・2%増の14億1700万円と好調だった。一方、タイ向けのスマートフォン用炭素製電池シートなど「電気機器」は30・8%減の5億4300万円、ドイツ、アメリカ向けのベアリングなどの「一般機械」は51・4%減の1億9300万円と大きく落ち込んだ。魚介類の通関が好調だったことで、全体の減少幅を抑えられた格好だ。
新千歳空港では国際貨物便は運航しておらず、旅客便の貨物スペースに積み込み空輸しているが、今月は政府が中国、韓国便の発着を羽田と関西に制限したことが全体の実績に影響した。同支署は「中国からの直行便がなくなったことが輸入額の減少要因となった」としている。
















